私がカービング教室を始めた理由

教室を始めた理由

春分の日がすぎ、占星術の宇宙元旦が過ぎ、気持ちを新たにしている、笑いのエネルギ-チャージ
カービングプラスの記志江(きしえ)です。

先日、体操の先生とランチをしていて、先生は、会社もお教室も運営されているので、色々なお話で盛り上がりました。

その時に質問されたことが

『なぜ、カービング教室をしているの?』

 

そういえば、お教室に通ってくだっさている方にもこういうお話をしたことがなかったので、

プロフィールにも書いていない、お教室を始めた当初のことをブログでお伝えしようと思います。

タイから日本に帰国して

タイに駐在していたことはプロフィールにも書きました。

タイには夫の駐在で4年半生活しました。

赴任の話があったときは、子供も小学校高学年だったので、この機会をのがしたら海外での生活はないな、と思い、すぐに帯同することを決めました。

年に数回日本にはかえっていたのですが、やはり住んでいる事と、ちょっと日本に戻ることって感覚的に違い、子供の受験で早めにバンコクから帰国したときは多少の浦島太郎状態でした。

もともと住んでいた自宅に帰ってもです。

 

子供の受験で少し早めに日本に帰国したのですが、お引越しが落ち着くと、

さて、私はなにをしましょう。

となりました。

 

私は、女子大生のころには女子大生ブームを言われ、お勤めしていたときはおやじギャルなんて言う言葉がはやり、仕事は女の子はお茶くみ、腰かけ、結婚したら専業主婦が一般的、というひと昔まえの、バブリーな時代を過ごしていました。

とにかく遊ぶことには一生懸命でしたが、お仕事も与えられたものをこなしていればお給料がもらえた時代です。今の若い子たちと意識がぜんぜん違うかもしれません。

 

そんな私がなぜ、すぐにお教室をはじめたかというと、、

 

お仕事でパートに行くにしても、

●お金の計算は苦手だし、レジの経験もない。

●パソコンスキルは、バンコクに行く前に、ちょこっと介護派遣事務所でヘルパー件事務でお仕事をしていた時に、他にできる人がいないので、仕方なく本を読んで独学でエクセルができるようになった程度。

●事務は子供たちが生まれる前にやっていましたが、ずいぶん前の話。

●すごく得意なこと、、、特にない。

●年齢は若くない。

 

さて、困ったぞ、パートでは働けないかも。

本当は真剣にお仕事を探そうと思えば、何かあったと思います。ですが、浦島太郎状態なのと、貨幣価値がバンコクのままで、生活時間もバンコクの駐在のままの感覚で生活していたので、一生懸命働くとか、きちんと仕事を探す、などということも全くしません。

お友達はみんなお仕事をして誰も遊んでくれないし、子供が学校や塾にいっていて家に居ない時間を、どうやって過ごそう。。。となりました。

そうだ、カービングを教えよう

なんて後ろ向きな考え方なんでしょう。(笑)

そんな感じでのスタートです。

 

一応、バンコクでは駐在時のはじめから最後までカービングはやっていましたので、お教室もやるかも、と思いナイフや必要と思われるものは数点用意していました。

時間はたっぷりあります。カルチャースクールに問い合わせたら、すぐに来てくださいと言われ、アッという間に開講することになります。

後で考えると、カルチャースクールは3か月に1回新しい講座を回しているので、常に新しいものを探しているんですね。まだそのころはカービングは知られていないので、先生も今よりもっと少なかったです。すぐに決まって当然でした。

それから駐在していた時のお友達でカービング教室をしている人や同じ教室で習っていた人達からの情報収集が始まります。何しろすることは何もないので、時間はたっぷりあり、ゆっくりテキストなどを用意します。

 

ということでカルチャースクールからのスタートになります。

 

楽しくって仕方がない

こんなに後ろ向きなスタートですが、

カルチャースクールで教え始めると、たのしくって仕方ないんです。

なぜかって、

自分では下手と思っていても、全く初めての方からすれば、すいかや石鹸に薔薇を彫れるだけで脅威なわけです。

それも私が教えたことで生徒さまが喜んでくださると、

こんなわたしでも役に立つんだ、

という感情が生まれてきます。

 

そのうえ、カリキュラムも自分で作ればいいし、自分がやりたいと思っていることをすればいいんです。(それを生徒さまが望んでいる事は大前提ですけどね)

とにかくバンコクで習ったことをそのまま教えようとするのですが、

全く違うことにも気づきます。

 

●バンコクで習い事をいっしょにして習っていた方たちは駐在の奥様達でした。

日本のカルチャーに習い事をされる方は、駐在の奥様達のように何となく習い事をしている人もいないし、時間がたっぷりある方もいません。

 

●バンコクではレッスン時間が3時間でした。

日本では、たいていカルチャースクールは2時間のレッスン時間です。

 

●バンコクではフルーツや野菜を用意してくれましたが1年中フルーツはあり、低価格です。すいか300円とかね。

日本は季節があり、季節によってはないフルーツもあるし、代替えできるものもかんがえなくてはいけません。

 

●タイでは教室で石鹸を買っていましたが、いつでも彫れる石鹸でした。日本はボディソープのほうが人気があり、彫れると思ってスーパーなどで買っても水分が抜けて彫れないものもたくさんあります。

彫刻用に石鹸を販売していないので、人に教えてもらうまではタイから買ってきた石鹸を使っていました。

 

●タイではカリキュラムに自分で書き込んで写真も撮って自分でテキストを作るようになっていたり、先生が何も言わずに彫り進めて同じように彫るだけでテキストはなかったりします。ですが、同じようにテキストに書き込めるスタイルにしたところ、すぐに生徒さまからテキストが欲しいとの要望がありました。

タイで3時間かかった内容を2時間で終わらせるのですから、書き込む時間もないですよね。

 

だんだんカービング関係のお友達も増えてきて、お友達や先輩方からも日本のカービング事情を教えてもらえます。

というようにスタートし、バンコクでならったことはそのまま教えられるわけではないことも経験から理解し、どんどん改訂し修正し、改良を加えていまに至っています。

自信満々のスタートではない!

私は自信満々で教室をスタートしたわけでもないし、カービングを広めるんだ、と気負ってスタートしたわけでもありません。

 

とりあえずスタートしてみて、方向性が見えてきて、楽しくなってきてこれからも続けたいな、という段階を追っています。こういう方法もあっていいと思います。

 

先日の作品展でも昔のお友達にたくさん来ていただいたのですが、だれもが

『え?美大でてたっけ?』

『?こういう趣味あったっけ?』

『手先が器用だったんだね』

とみなさまビックリされるばかり。

 

遅い年齢での教室スタートでも、10年近くお教室をしているのですから、人生ってわからないものです。それもいまとなっては色々な事に積極的にチャレンジし続けています。

 

 

日本のカービングを知れば知るほど、すてきな先生もたくさんいらっしゃるし、素晴らしい技術をお持ちの方もたくさんいらっしゃいます。お教室によって内容もしていることも、本当に様々でいつも思うことは

【カービングには正解はない】

それぞれが得意なことを活かしてカービング界が盛り上がるといいなと思っています。

 

もし、お教室を始めたいな、と思っているかたがいらっしゃったら、一番大事なことは経験、とお伝えします。

経験するためには実行に移すことが肝心です。

そうえば、昔、中小企業診断士協会でインタビューを受けたことがありました。お蔵入りしていましたがここで登場させてみますね。

5分弱で、すこし長いので、もしご興味がありましたらご覧ください。

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