ごあいさつ

ホームページにご訪問くださいまして、ありがとうございます。

Carving plus カービングプラスを主宰しています、記志江(KISHIE) です 。

2023年時点で61歳。
カービングは日本で習っていなかったので
教室運営ノウハウの知識なし、教え方も仕入れ方法もすべてゼロスタート。

常に新しい事に挑戦していて
現在はchatGTPや似顔絵リンゴの販路についての
関心が一番大きいです。

教室をするようになったいきさつを
書いていきます。
みなさまのご参考になれば幸いです。

ソープカービング

タイに住む

生まれも育ちも神奈川県横浜市、東急東横線大倉山駅の近く。
初めての大倉山からの引越しがタイの首都、バンコク でした。

2005年、夫の転勤がきまった時、子供が小学校4年生と5年生。

駐在の予定は3年から5年とのことでしたので、もし、もっと子供の年齢が上だったら、高校受験や大学受験を考え、帯同はしなかったかもしれません。

ちょうど娘の中学受験を考え、塾の中学受験クラスに変更の申し込みをしたばかりでした。しかし、このまま日本に残って中学受験をするより、海外に住むという貴重な経験ができるのはタイミングとしてもちょうどいいと思い、バンコクに住むことを決めました。

タイ人の先生のカービング
タイ人の先生のカービング2006年

タイ駐在妻時代に感じたこと

駐在妻は、ビザの関係で、働くことができません。多くの方は、まずタイ語を学びます。私ももちろん学びました。そして、覚えた「マイペンライ」という言葉。

まさにタイは、マイペンライ「気にしない!」の世界。予定は予定、予定の延期は普通のことで、なくなることもある。

単一民族の日本から旅行以外で海外に出かけたことのない私、タイに住んで初めて知ったのは、日本の常識は日本のなかでの常識であるということ。

そして、自己責任という感覚。
たくさんの人種、たくさんの言語を耳にする毎日、バンコクはまさしく人種のるつぼでした。
毎日が新鮮で新しいことを経験しながら、子育て中心の生活をしていました。

いろいろ感じること、すべてをあわせて
タイはとても魅力のある国でした。

暖かい気候。おいしい食べ物、人の好さ。
そして初めてであったカービングというタイの伝統工芸。

2008年タイ カービングコンテスト
2008年タイ カービングコンテスト

カービングとの出会い

タイで生活を始めて、タイ語学校の基礎が終わると、時間を持て余します。
同じアパートの奥様の話で、徒歩圏内に教室があり、
道具がナイフ1本だけでできる『カービング』というものがあるらしい、と聞きました。

日本に本帰国したときに荷物を増やしたくない。
道具がナイフ1本だけ、ということに魅力を感じます。
ですが、『カービング』といわれてもなんだかわかりません。

行動の早い私は、とりあえず習いに行くことに。
そこで初めてカービングを作っているところや、『カービング』が何かが分かりました。

そういえば、タイ料理を食べに行くとお料理にニンジンのお花が飾ってあったっけ?
こんな風に作るんだと、手間のかけ方にビックリします。

一番初めに習ったのが
『ニンジンの稲穂』
とにかく大変な作業で、指はつりそうになるし、
出来上がった作品は捨てたくなるほど下手でした。

握りしめながら彫るので、くたくたのへにょへにょの『ニンジンの稲穂』です。

大変な習い事を始めてしまったな、と思いながら、
コース別になっていたので、はじめの10作品のコースが終わったら辞めよう、次のコースが終わったら辞めようと、思っていました。
そのうちに、基礎は全部やろう、その次のコースも終わらせよう、と気持ちが変化していきました。

物事にのめりこんだり、熱くなったりしない私は、
カービング大好き、ではなく、淡々とこなしていく、という感じでした。
気づけば、カービング関係の講座はすべて受講しました。

自宅に先生を呼んでお友達と習うようにもなります。

タイに住んでいた間一番長く時間を費やしたことはカービングでした。

2009年 タイでのカービングコンテスト
2008年 タイでのカービングコンテスト

 本帰国後からお教室立ち上げ

子供の受験に合わせて、母と子は先に日本に本帰国します。

カービングはタイにいたときにタイ人講師のアシスタントをしていましたし、
旅行でバンコクに来る日本人の、カービングレッスンを担当するときもありました。
帰国したあと、カービング教室をはじめてもいいように少しだけ準備をしていました。

日本への引っ越しが終わると、することは何もありません。
さて、どうしたものかと思ったときに、
近くのカルチャースクールにカービングの教室をやらせていただきたいと問い合わせたところ、すぐに開講してくださいと言っていただき、
お教室を始めました。

日本でカービングを広めてくださっていた諸先輩方のおかげで
私がカービング教室を開講したいと言ったとき、カルチャースクール側が理解してくださった訳で
先輩方にはいつも感謝しています。

しかし、日本でお教室に通っていたわけではないので、
すべてが手探りの状態でした。

日本人の習い事は、タイに駐在している時間のある奥様とは違うこと。

タイに住んでいたときは時間が沢山あります。

駐在妻たちは、仕事ができません。

広いおうちでもメイドさんがピカピカにしてくれます。
ほとんどの駐在の家庭ではメイドさんを雇います。メイドさんの雇い方はそれぞれ違いますが、日本人を相手にするメイドさんはタイ料理以外に日本食も上手に作ってくれます。
洗濯やアイロンがけもしてもらえます。
夫のパンツまでアイロンがかかって綺麗にたたまれています。
家事をする時間もそれほどありません。

 

時間があるので、習い事はたいてい週に1回、
もっと習いたいと思えば、何回でも、何種類でも通うことができました。
そういえば、私が住んでいたアパートは
テニスコートもプールもスカッシュもビリヤードもジムもありました。
タイ人のテニスのコーチやプールのコーチは呼べばアパートまで来てくれます。

特別なことではなく、それが当たり前になるのです。

日本に帰ってきて思い出したのは、日本に住む奥様は忙しいということ。そして、日本に住む女性は忙しいということ。

お教室に関しては、タイにいたときは先生がナイフも石鹸も用意してくれました。
フルーツやお野菜もタイのカルチャースクール側が用意してくれました。

日本でお教室をはじめると、
材料の調達の仕方。その選んだ石鹸が彫れるのか。果物や野菜の流通事情はどうなのか。

日本語は通じても、カービングをしている人が当時は回りに何人もいなかったので、すべて手探りです。

調べて、聞いて、買ってみて、わかったことがたくさんあります。

ひとつひとつの経験からお教室を作り上げ、たくさんの方にお世話になっています。

カービング用石鹸
カービング用石鹸

お教室を始めて

カービングに興味を持って通ってくださる、生徒様のご期待に沿えるように
日々、コツコツとできる事をし、常に改善をモットーに教室作りをしています。

気がつけば体験レッスンは500名を超え、
毎月のべ100人以上の方にレッスンをするようになりました。


コロナ前からオンライン講座を進めていたおかげで
全く違和感なくオンライン講座と教室レッスンを平行して進めております。

カービングを通じて気分転換できる場を作り、満足感を得てもらう。

そのサポートが私の仕事だと思っています。

今の日本にはとても大切な場所。

気持ちを切り替えて、日常の慌ただしさや仕事の嫌なことも忘れて石鹸や野菜と向き合い集中すること。そして、同じ趣味を持つ方との交流の場。

お教室に来ることで

みなさまが今までお付き合いのなかった方と繋がり、

笑い、彫り、作り、数をこなすことで上達を感じ、前向きになる。

カービングの上達はもちろん、プラスαを感じていただけるとうれしいです。

 

カービングプラスという名前

カービングプラスは

普段の食卓に飾り切りをプラスする、
記念日にフルーツカービングをプラスする、
プレゼントにソープカービングをプラスする、
ソープカービングの技術に立体カービングフラワーをプラスする、
フルーツカービングの似顔絵をプラスする、

という気持ちでつけた名前です。

いつもの生活に前向きな気持ちをプラスすることのできる、
カービングを目指していきたいと思っています。

カービング作品をコツコツと作り上げる事、前回できなかったことができるようになることで、ご自分に自信を持つ事ができます。

そうです!
自己肯定感も上がり、フロー状態に入ることができます。
そして完全に同じ物は作れない、世界で唯一無二の作品ができあがります。

最後に一言

主婦歴が長く、子育て中心の生活をしてきました。
ビジネスに関しては全くの素人です。

パソコンだって私が会社員としてお勤めしていた時はありませんでした。
いまだにキーボード入力は遅いです(笑)

それでも自分で動いて、やってみて、ホームページを自分でつくったり、チラシをつくったり、お教室のカリキュラムをパワーポイントを使って作ったりできるようになります。

ゆっくりですが一つ一つお教室を作りあげてきました。

時代の流れははやくて、年齢的についていくのも大変です。
でも、新しいことだってやらなければお教室を認知してもらえません。

新しい事に挑戦することは人生にとってマイナスなことは一つもないです。
人と同じでなくていいんです。

自分がすることで、少しでも人のお役に立てることが私の楽しみです。
一緒にカービングをたのしんで、貴方の生活にどのように役立つのか、そのお手伝いをしたいと思っています。

これからも末永く、お付き合いくださると幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

中小企業診断士協会で創業に関するインタビューをうけました。

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