カービングは下書きするの?

カービングは丸いデザインが多い

ゴールデンウィーク真っ只中です。楽しんでいらっしゃいますか?
ふしぎな天候でしたよね。残り数日はいいお天気のようでよかった、布団を干すぞ!と決めている
カービングプラスの記志江(きしえ)です。

『カービングは下書きするの?』

と聞かれるときがあります。

答えは  『ほんの少しします。』です。

カ―ビングのデザインは元々フルーツカービングが発祥のこともあり丸い形に合わせたデザインのことが多いです.

花芯からスタートするお花デザインは基礎のデザインなどでも多くあります。
花芯の丸い形は下書きすることが多いです。

今日は、下書きについてブログを書きます。

放射状の模様ははじめが肝心

マスター石鹸さんでカービング用に作ってくださっている石鹸は中央に丸い LINE を入れてありますし、8等分の線が入っています。

その線を利用すると、綺麗な8等分が使いやすいのでカービングプラスではこの線や丸を利用しています。

お教室によっては、初めからそういう線を利用してしまうと上手に丸が書けないので。スタートの時点で丸と8等分の線をカットしてから始めるというところもあるとお聞きしました。

それも一理あるなと思いました。
丸の下書きも何度も何度も練習するときれいな丸を書けるようになるからです。
いつもものや他の道具に頼ると自分で丸い線をうまく書くのに時間がかかります 。

何事も慣れです。
スタートの丸や8等分6等分など、その印は作品が仕上がる直前になると、重要だったんだということがわかります。

中心からスタートするデザインだと、放射状にデザインが広がっていくことが多いので、始めの8等分がずれていると外側になった時にかなりの差になってしまいます。

これはスタートするときは、本当に微差です。

道具も上手に使おう

石鹸やフルーツなどで、人前でデモンストレーションをする時、
一番初めの丸を書くのにコンパスを使ったり定規で測ったりするよりも、
ハンドライティングでさっさと丸を書いたり8等分を書いたりできると、見ている人達はさらに感動します。

こんなにすごいものを、下書きなしで彫るんだと思っていただけるので、できるだけ人前で彫るときは、下書きしない方がいいかもしれません。

しかし、もし、お友達にプレゼントをしたり、販売する作品を大量に作るとき、イベントに出店するときなどは、できるだけスタートは綺麗な形にする方が無駄がありません。

初めのうちは綺麗な下書きができても、下書き通りにナイフが入らなかったりするので
その下書きの線の通りにナイフを入れるという練習にもなります

何をしても無駄な事ってないですよね。

コンパス

丸を書くためにはコンパスが便利です。
昔タイに住んでいた時は、タイの先生達はハンドライティングでしたが、日本に帰国した後に何回かタイに行った時は
先生たちはコンパスを使うようになっていました

早く綺麗な丸が書けるので理解できます。
先生方は製図用のコンパス、片ほうに鉛筆の芯がついているものではなく、両方とも金属の物を使っていました。

コンパスでしたら、希望の大きさにサイズを変えられます。

下書きをする道具

よく使われているカービングナイフの後ろ側に、飾りが付いていてそこを使ってよく下書きします。

カービングナイフ

ですが、細かい模様になってくると線が太いので、下書きの線が邪魔になることも多いです。
細かい模様だと線が表面を凸凹にするので、その面がきれいにほれなかったり、模様の邪魔になったりします。

めうち(太さの変わらないものが便利)

そういう場合は目打ちなどを使うと便利です。

丸や等分にするための道具

クッキー型の円のものを持ち歩いている方もいらっしゃいます。
富澤商店の一番小さいサイズのまるは石鹸のカービングには比較的使いやすいです。
長さがあるので、深さを測って、例えば一センチのところにマスキングテープなどを巻き、目印にします。
そこまで型を入れて抜けば、ナイフを入れる代わりにもなります。
ただし大きさは固定されていしまいます。

お教室に来る生徒さん達は、10円玉や1円玉500円玉などの硬貨を、カービングナイフと一緒に持っている方が多いです。
花芯を作って下さいと言うと、『10円玉ですかね1円玉ぐらいですかね。』と見本と大きさを合わせて花芯の丸を作っています。
ボタンや、ミシンのボビンを持ってくる方もいらっしゃいます。

特にソープカービングは模様が小さいので、微妙な大きさの差のものをいくつか持ち歩いているようです。

私は、紙に、コンパスで何センチと言う円を書いて
それを切りとって、ビニール袋に入れて持ち歩いていました。

紙だと何がいいかと言うとそれをたたんで4等分とか8等分にしやすいからです。
作り直しが面倒なら、初めからコピーしておけば、同じように何枚でもサイズ違いでできます。

私が紙を持ち歩いているのを見て同じように厚紙で作っている方もいらっしゃいました。
厚紙だと何回も使えますのでそれも便利です。

製図用のテンプレートなどを使う方もいらっしゃいます。
100均でも丸い形が抜いてある、プラスチックの物を売っていたりしますので
皆さんそういうものを探すのってとても上手です

道具に頼らなくても書けるようになる

ほんとうに何度も書いているとかけるようになります。
今日は丸いかたちばかりの話をしましたが、
スタートはいつも丸から始まるわけではありません。

デザインによっては四角だったり、三角だったり、楕円の時もあります。
どういうものでも、きちんとサイズをあわせると綺麗な模様になります。

『ま、いいか』
でスターとすると仕上がりも『ま、こんなもんか』

になります。
時々人にプレゼントしたり、すると、はじめから綺麗にスタートできるかな?

私もどちらかというと、きちんと彫るほうではないので、気をつけないといけませんね。

道具は上手に使いましょう。

 

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