ソープカービングと立体カービングの違い

立体カービングって一体何?

笑いのエネルギ-チャージ
カービングプラスの記志江(きしえ)です。

立体カービング、立体、とブログでもお教室でもよく言っていますが一体何?

と思われる方のために解説します。

そもそもソープカービングて何?

そもそもソープカービング、と聞いて『それは何?』というが多いです。

つい最近もインスタで「カービングって、スキーのことだと思いました。」とコメントをいただきました。検索しても、カービングスキーはたくさんでてきますね。

”Carving Skis   カービングスキー ” は、カービングターンが容易に行なえるように1990年代に開発された、アルペンスキー用のスキー板のことです。

ソープカービングやタイカービングのカービング、とは英語で、carve 彫刻のことです。

石鹸にナイフを使ってお花のモチーフや模様を彫るものです。デザインは様々で、世界中にナイフを使って石鹸を彫っている方がたくさんいらっしゃいます。

ソープカービング薔薇

検索したり、インスタグラム、ピンタレストやフェイスブックなどでも瞬時に世界中のソープカービングを見ることができます。画像や動画でみるのが一番手っ取り早いですね。

作品だけでなく、彫っていく様子もネット検索すればたくさん出てきます。

 

ソープカービング、というと彫る対象は石鹸になります。

ソープカービングはもともとはタイの伝統工芸で、フルーツや野菜を彫り王様に献上したのが始まりだそうです。フルーツカービングと同じように石鹸の表面にナイフで模様やモチーフを彫り込んでいきます。

フルーツや野菜が豊富な亜熱帯の国ですし、それも不可食部分や美味しくない場所にナイフで模様をほるのですから、無駄もなく、その上美しいものです。

アジアの人たちは手先が起用なので、アジア人らしい工芸ですし、フルーツや植物の豊富な亜熱帯のタイならではの伝統工芸ですね。

立体カービングって何?

さて、では『立体カービング』てなんでしょう。

『立体カービングフラワー』という名で2017年に記志江が商標を登録しました。

これは、ソープカービングを石鹸から切り離し、お花のように様々にアレンジできるそのお花の名称を登録したものです。

 

ソープカービングでほったお花を石鹸から切り離し、お花のパーツとしてアレンジすることは、『ソープカービングアレンジ』と呼ばれています。

日本に帰国後、カービングを習っているときに、一番楽しいと感じて一番達成感を感じた、『ソープカービングアレンジ』をたくさんの方にお伝えしたいなと思いました。

 

生花のアレンジやプリザーブドフラワーと石鹸のお花は違う点がたくさんあります。

それにお花を彫ることから始めなくてはいけません。

『アレンジ』という名前だと、彫り方は入っていないので、なにかわかりやすい名前をつけないと、と思い、商標登録した、というわけです。

 

ソープカービングアレンジとの出会い

バンコクのボイスホビークラブという、日本人(岡さん)が主宰している日本人向けのカルチャー教室が、住んでいたアパートの近くにあり、そこでは『ソープカービングアレンジ』というメニューがありました。

ソープカービングの課題がある程度終了するとこちらのクラスに入ることができます。少人数で、お題が決まっています。

その当時の私の作品です。

椿と南天と松の額装

お花見団子

タイ野菜

お花や彫るものは、それまでにカービングのレッスンで自分が習ってきたものでも、オリジナルのお花でも素材も色も自由です。

タイに住んでいるのにお正月のフレームやお花見団子なんてつくっていますね。
タイ野菜はタイに住んでいたからこそできたフレームで、いままでの作品の中でお気に入りです。
すべてオリジナルの彫りかたでタイでアレンジを習っているときから自分の世界感があった様です。

課題はリース、とかキャンドルスタンド、フレームなど、当時18作品でした。

過去の先輩たちの作品なども写真でみせていただいて、自分で構想を考え、それに合わせてお花を彫って、副資材と合わせて組み立てて終了、というものでした。

 

駐在の時って、ご主人のお仕事の都合でいらしている方がほとんどですから、急に帰国が決まる、なんてことはよくあることで、まだ残りたいとおもっていても習い事が途中でも関係なく帰国になる方が多いです。

カービングアレンジを習っている途中で帰国にならず、課題18作品を仕上げることができ、本当によかったなと思っています。

この経験が私のオリジナルの【立体カービングフラワー】のベースになっています。

立体って昔からありますよね

「立体って昔からありますよね。」と言われることもあります。

タイのカービングコンテストでは、決まった区画の中に彫ったものをディスプレイします。フルーツ、ベジタブルのコンテストです。

一時期日本人もたくさん参加されていて、本当にみなさま素晴らしい技術をお持ちです。

いまは近隣のアジア、ベトナムや中国、台湾、ミャンマーなどの料理人の方の参加が多くレベルがものすごく上がっていると聞いています。

その時に、フルーツを丸々1個彫っていくつも並べるのはもちろんですが、全体のディスプレイによっては、お花や鳥、蝶なども野菜やフルーツで彫り上げて、ディスプレイの中に飾ります。

それはもちろん立体的にほりますし、立体は昔からあります。繊細で素材を活かしたカービングです。

フルーツや野菜の技術をソープカービングに応用させているのが、『ソープカービングアレンジ』で、『立体カービングフラワー』です。

タイと日本の違い

タイにあるお花は南国のお花。プルメリアやデンファレはとても上手に彫っていますが、先生方はパンジーやビオラは実物を見たことがありません。

時代は変わってインターネットの発達で、あまり関係はなくなっていますが、それでも慣れ親しんだお花とそうでないお花はイメージが湧くものとそうでもないお花があるのは事実です。

しょうがのお花『ดอกขิง』という課題も習いましたが、私達日本人にはなじみの少ないお花で、あまり彫りたいと思いません、というか実物がよくわからない。笑

立体カービングのカリキュラムもお教室をはじめてから改善を加えてきましたが。

季節の立体カービングフラワーは日本の季節に合わせることはもちろん、タイで習ってきた様々な技法も取り入れています。

 

スペシャルコースでは、自由課題もあるので、見本通りにつくるだけでなく、自由課題の作り方からレッスンに含めています。

全部自由課題にするには日本では難しい点がたくさんあることと、日本人はとにかく忙しいので、タイにいた時と同じようには教えることができないので、現在のカリキュラムに落ち着きました。

 

具体的に作品を見せながら動画をつくりましたので、こちらもご覧ください。

カービング経験者の方で立体カービングにご興味のある方へ

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この写真は昨年末に行われた作品展の生徒さまの作品です。

半年後にはこのように薔薇が彫れるようになることを目標にしてみてはいかがでしょうか。

 

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今回が最後ですので、気になる方はご参加ください。

 

3月15日(金)10:00から2時間程度 残席1名様

3月15日(金)14:00から2時間程度  ご希望により増設!!

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