カービング教室の一斉レッスンと個別レッスンの差

薔薇速習コースは一斉レッスン

昨日の雨はすごかったですね。嵐としか言いようがない。
強風用の傘を買っておいてよかった、と思った、

カービングプラスの記志江(きしえ)です。
4月からスタートしています、【薔薇速習コース】

これはいままでの

ソープカービングのコースとは全く違うコースで、薔薇速習コースのかただけの時間を設けますので

一斉レッスンですすめています。

ふつうのクラスは一斉レッスンではないの?

体験レッスンをした後にソープカービングのクラスに入り、「全員違うことをするんですね」とびっくりされることが度々あります。
これはソープカービングのクラスが全員違うことをしているからです。

4回コース、や6回コース、などの回数制限がある場合は一斉レッスンだと思いますが、たいていのカービング教室は個別レッスンが標準的だと思います。

基礎のクラスに入ってもカリキュラム順に習って頂いていますので、
入会した時が違えば違う内容になります。

 

お休みや振替などでも習う内容はずれてきますし、一回習った事をもう一度習いたい時も順番が変わります。

 

タイでカービングを習っていた時は2,3種類限定で1レッスンに一人のタイ人の先生が教える、というやり方でした。生徒数は1回のレッスンで10人以上いました。
他の学校では10人~20人の全員違う内容を習っている生徒を、2、3人の先生が全員を見る、というやり方でした。
(私が駐在でバンコクで生活していた当時です。現在は違っているようです)

いずれにしてもレッスンの時間数も多いし、習う生徒の数も多いから成り立っているやり方です。

日本のカービング教室だと、カルチャースクールなどでも月一回か月2回と日程が決まっているため、
振替や欠席などでカリキュラムにズレが出てくると、一斉レッスンは困難になり個別対応になります。

私も今は、6名全員違う事をしていても長年やっているので一度に違う内容を教える事ができますが、
カルチャースクールでスタートした時、途中で新たな入会者がいなければ同じ内容を一斉レッスンでしていました。

一斉レッスンと個別レッスンの差

薔薇速習コースにご参加いただいている方に、「なぜ薔薇速修コースを選びましたか?」と質問したところ、「人数が少ない方がたくさん教えてもらえるから」

との回答を頂きました。

 

カービングは一人一人ナイフの角度や向き、動かし方などチェックする必要があり、講師一人対生徒20人などという講習会は不可能です。
少人数クラス(6名マックス)でおこなっているのに、人数が多いと教えてもらえないと感じるのは、

全員が違う内容をしているから、一度に説明を聞けないから、という理由があると思います。

カービングプラスのソープカービングクラスは
6名満席で、基礎クラス、中・級クラスで分けています。

1レッスン中に個別に習う場合

それぞれが自分の順番、または自由に課題を選ぶ場合です。同じ時間内で全員が違う内容の課題を彫ります。

カリキュラムが決まっている場合は、「次の課題はこの作品なのね」「その次の次はこれをするんだ」
というお手本になりますし、この彫り方だとこんな感じなんだというようなことのリアルな見本になります。

自由にカリキュラムが選べる場合はなんといっても、好きなものが選べるという利点もあり、
他のレッスン内容を見られるという点もいいです。

実際に同じくらいの経験のかたがどのような作品を作っていくのかは、とても参考になります。

ですが、カービングを習っている間は自分の作業に没頭するので、他の人が習っている次の課題のポイントなどを見る余裕はないですし、彫り方まで分からないものです。

違うメニューを6名全員習っていると、説明を聞いて共通する点もありますが、
内容によってはとても時間のかかる場合もあるので、順番に講師は生徒を見ていきますが、待ち時間が長いと感じる時もあると思います。

また、講師を育成するのにはこの点はとても難しいところで、
一度に6名を違うことを教えているのを見ると講師になるのも無理と思ってしまうかもしれません。
教室を始めた当初は、どの先生もはじめは一斉レッスンだったんだ、と思うと気が楽になると思います。

一斉レッスンの場合

一斉レッスンでしたらそのクラスに参加されているかた達の多少の彫る速さの違いはあっても
説明だけ一度にすることができ、
おひとりおひとりのナイフの角度や深さなどを見る時間に充てることができます。

説明に時間のかかる内容でも一斉にレッスンできるので問題はありません。

他の方達のチェックしている間も人によってポイントが違う事も参考になり、学びになります。
待ち時間はあると思いますが、個別対応より短くなるのではないかと思います。

それから他の方との差がわかりやすいので他の方の作品でナイフの使い方の差を説明することもできます。

ということでそれぞれいい点と悪い点がありますが、限られたレッスン時間を有効に活用したい場合は一斉レッスンのほうがいいかもしれません。
積極的なタイプの方はどのレッスン方法でも大丈夫かもしれないですが、お教室やレッスンを選ぶ基準になると思いますのでご参考にされてください。

カービングの難しさ

道具がナイフ1本ということで微妙な角度や深さの違いだけで様々な模様を彫っていきます。

この微妙な角度や深さ、というものは世界中に配信されているユーチューブをいくら見ても身に付きません。
それは一人ひとりナイフの動かし方や使い方、持ち方、手の大きさや指の長さ、癖が違うからです。

一人ひとりにどうすれば同じになるのか、今の状態はこういう風だから結果こうなっている、ということが理解できないと癖や動かし方は変わりません。

勘のいい方は動画だけで理解できると思いますが、ほんの少しのアドバイスで劇的に変わることがあります。
それは直接習う時のほうが多いのではないかと思います。

薔薇速習コースの体験会、募集を始めました。
ご興味のあるかたは>>>こちらもチェックしてみてください。

 

 

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